リレー俳句

なおさんの「なにごとも」につないで

1：比呂 : 2024/05/07 (Tue) 17:26:54 host:*.plala.or.jp: なにごとも経験ですよと若葉風　　　比呂

聡子さん、みなさん、こんにちは。穂積さん清記表ありがとうございます。
楽しい会が浮かんできます。楽しく選句させていただきました。

★A-9　庭に椅子母の散髪夏隣り
　　　　むかし子どもたちが小さかったころ妻が鋏を使って散髪してましたね。
　　　　
★★B-3　業平の旅の絵巻や杜若
　　　　業平伝説は関東は都鳥の言問橋のあたりのみと思っていましたら埼玉県にもありまし
　　　　た。平林寺の野火止あたりと志木のあたり。館という地名まで残っています。
　　　　業平は父方は平城天皇の孫、母方は桓武天皇の孫という貴人ですからずいぶんもてた　
　　　　のですね。それはどうでも歴史は面白いです。というわけで異色の御句に特選です。

★B-11　小さき手大きな苺さあどうぞ
　　　　　小さな手と大きな苺の対照がとても可愛らしいです。さあどうぞも優しいです。
　　
★C-2 　田を植える母の背中の湿布かな
　　　　　やっぱりお母さんへの優しい視線がいいなと思いました。

★C-8　ネモフィラの海や「のび太」は雲に乗る
　　　　　「のび太」を雲に乗せたところが面白かったです。　　　　　　　　　

★C-13　山盛りの苺の籠と交換ね
　　　　　　山盛りの苺の籠は何と交換するのだろう。誰が交換しようと言ってるのだろう。

★C-16　惑はずにひかりを求め若葉老ゆ　　　
。　　　　ひたすら光を求め光合成に励んでもそのうち赤や黄色になって散ってゆく。なん
だか哲学的ですね。